U-18日本代表の安藤瑞季(長崎総科大附)
U-18日本代表の安藤瑞季が長崎総科大附を勝利に導く
J注目のストライカーでU-18日本代表の安藤瑞季が躍動する長崎総科大附(長崎)と、ボールを持てば勇猛果敢に攻め立てる尚志(福島)が顔を合わせた3回戦。昨日まで暑さを感じさせなかったが、この日の気温は30.8度。大会3日目にして初めて給水タイムが設けられ、ようやく夏の大舞台らしい気候でキックオフを迎えた。
酷暑の中で始まった試合は序盤からがっぷり四つの展開となる。尚志は長崎総科大附のマンツーマンディフェンスを搔い潜るべく、右サイドハーフに位置する10番加野赴留が再三に渡って中央でボールを引き出す。そして、自身が空けたスペースを右SBの石川竣祐に使わせ、突破口を作ろうと試みた。対する長崎総合科学大は2トップの安藤と西原先毅にボールを集約。パワーとスピードを兼備した最前線が起点となり、縦に速い攻めを繰り出していく。しかし、互いに好機をモノに出来ず、時間だけが経過していった。