春原尊、石橋彪のゴールで埼玉栄が西武台を下す
4月15日、平成29年度 関東高校サッカー大会 埼玉県予選2回戦、西武台対埼玉栄の一戦が、春の陽気に包まれた西武台高校グラウンドで行われた。
前半立ち上がりからお互いチャンスを作るも、なかなかスコアは動かない。埼玉栄は、ゴールキーパーを交えたビルドアップからリズムを作り、徐々にボールキープの時間を増やしリズムを作る。中央への細かいパスの出し入れとダイレクトのスルーパスを駆使し西武台ディフェンスラインを脅かすも、徐々に慣れてきた西武台はサイドで意図的に2対1を作り崩しにかかる。しかし前半はスコアレスのまま終了、試合は後半へ。
後半立ち上がりからリズムを作ったのは西武台。しかし、なかなかゴールを奪うには至らず。そんな中、均衡を破ったのは後半23分の西武台。左サイドの崩しから中央へクロス。中で飛び込んだMF春原尊が押し込み、待望の先制点をあげる。更に牙をむく埼玉栄は後半31分、MF石橋彪の個人技が光る。中央にドリブルで仕掛け、相手ディフェンス2枚を振り切るとペナルティエリアに侵入。ゴールキーパーと1対1を落ち着いて右サイドへ流し込み、埼玉栄がリードを2点に広げる。終盤、西武台の怒涛の攻撃も、バーに嫌われるなど神を味方にすることに出来ず。無情にも、このまま試合は終了。2-0で埼玉栄が勝利し次戦にコマを進めた。
(文・写真 甲斐雅人)