後半が開始すると、前半と同じ展開を迎えるも、桐光学園のチャンスが増えていく。途中出場の11番阿部龍聖、7番田中雄大がプレスからショートカウンターを繰り返す。前半より互いに、オープンな闘いを迎えることで川崎フロンターレU-18は10番村田が前線で起点を作り、右サイドでは37番有田、26番横田大祐、27番森が流動的にチャンスを作り出していた。更に左サイドではスペースを得た11番デュークが、相手DFを何度も混乱させる。

 後半34分には、川崎フロンターレU-18の11番デュークの左サイド突破から、37番有田がゴール前に飛び込むが、ゴールにはならず。ゴールを決めることが出来ない川崎フロンターレU-18を尻目に桐光学園のカウンターが牙をむく。同44分に6番渡辺が左サイドでボールを得ると、ゴール右隅に強烈なゴールを叩き込む。渡辺の本日2点目がダメ押し弾となり、2-0で桐光学園が勝利。ポゼッションで優位に立った川崎フロンターレU-18であったが、耐える時間とボール奪取からのカウンターとメリハリをつけた桐光学園が最終的に勝利した。

 

(文・写真 石津大輝)