17日、T3リーグBブロック東京成徳大高(リーグ暫定2位)対かえつ有明(リーグ暫定3位)のリーグ上位対決が大井ふ頭中央海浜公園スポーツの森第二球技場で行われた。そろそろ折り返しを迎えようという第4節。互いに負けられないという気持ちのこもった試合となった。
試合開始のホイッスルが鳴りやまないうちから、左サイドを攻め上がる東京成徳大高。ぽんとあげられたクロスに、中央にするすると入り込み待ち構えていた7番が反応。ゴールへ流し込み、東京成徳大高が先制。立ち上がりの隙を見事に捉えた。
先制に気を良くしたか、精力的に攻め込む東京成徳大高。
だが、徐々に中盤の寄せが甘くなってきたところを、かえつ有明は見逃さなかった。
17分、右サイドを10番が駆け上がり、ゴール前へ縦パスを送る。これを、オフサイドをかいくぐって飛び出した17番・小栗健太がGKとの1対1を冷静に制し、かえつ有明が同点に追いつく。
その後、両チームとも攻守に躍動する。
右サイド、東京成徳大高12番がかえつ有明DFと競りながら粘り、ゴールラインぎりぎりからゴール前にクロスを送る。7番が後ろから飛び込んでヘディングで捉えるが、これをかえつ有明GKがスーパーセーブ。
対するかえつ有明は幾度となく縦パスで東京成徳大高DFラインの突破を図る。9番が飛び出してチャンスを迎えるものの、東京成徳大高GKのシュートコースをふさぐ勇気ある飛び出しにパスを選択。マイナスのパスを受けた11番がシュートを放つが惜しくもサイドネットを揺らし得点ならず。
前半終了間際には東京成徳大高9番がゴール前でDF陣に囲まれながらも粘り、中央、こぼれたところをマークのはずれた6番が強烈なミドルを放つが、またもGKがセーブ。
結局前半は両チームともチャンスを作るものの、ゴール前での精度が一歩足りずにフィニッシュが決まらず。1対1の同点で折り返すことになった。