後半4分の14番小川のゴールを皮切りに、後半9分には8番三上が1対1をしっかりと決め、リードを5点に広げる。国際基督教大高GK山崎は何度もゴールを救うも、波状攻撃を前に防ぎきれず。後半は、左サイドからの崩しが目立つ都立東久留米総合は6番三浦、2番島村、3番斎藤と更に都立東久留米総合のエンジン的存在の7番小野寺、10番下川が絡む事で、国際基督教大高を混乱させる。後半17分には、都立東久留米総合6番三浦が左サイドでボールを受けると、絶妙なタイミングで3番斎藤がオーバーラップからクロスを上げる。これにしっかりニアに飛び込んでいた7番小野寺がダメ押しの6点を決める。

 一方、国際基督教大高は9番山中、10番高田、19番六車、11番高荷と繋ぐことで、見栄えのあるショートカウンターは出るものの、なかなか崩しきることが出来ない。9番山中がクロス性のロングシュートを放ったり、14番藤原大との連携で9番山中がオーバーヘッドを放つなどの攻撃をみせるも、最後までゴールを割ることが出来ず。都立東久留米総合が大勝で支部予選突破を決めた。一方、終わってみれば6-0と、下馬評通りの結果にはなったが、東京の強豪の肝を冷やす攻撃を時折見せた国際基督教大高には貴重な財産となったことだろう。

(文・写真 石津大輝)