都立東久留米総合イレブン(写真=多田哲平)

 都立東久留米総合は5月21日、令和5年度全国高校サッカーインターハイ(総体)東京予選1次トーナメントブロック決勝で関東一と対戦。延長戦の末に3-2で勝利し、2次トーナメント進出を決めた。

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 昨年の全国大会出場校を相手に堂々たる戦いを見せつけた。前半2分にPKを与えて先制点を献上したものの、その後は主導権を握り続けて19分にMF小柳駿大(2年)のゴールで同点に。さらに52分にFW佐藤佑哉(3年)の得点で逆転に成功した。

 後半途中からは関東一にチャンスを作られる場面が増え後半終了間際の80+1分にFKで追いつかれたが、それでも延長前半2分にDF6宮下耀太(3年)のゴールで勝ち越した。

 3得点はいずれもCKからだった。それでも効果的なサイドアタックで何度も関東一ゴールを脅かした。前後半の80分のうちに大差がついていてもおかしくない内容だった。

 東久留米総合を率いる加藤悠監督は「あれだけチャンスがあったので、流れの中で取りたかった。取り切れないのが今の課題ですね」と試合後に語った。

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▽令和5年度全国高校サッカーインターハイ(総体)東京予選
令和5年度全国高校サッカーインターハイ(総体)東京予選