白幡の決勝弾で駿台学園が武蔵丘を撃破

 10月15日、第96回全国高校サッカー選手権東京予選の2次予選1回戦戦、駿台学園vs都立武蔵丘が行われた。

 この試合に挑む都立武蔵丘は5バックでしっかりとブロックを作り、20番佐藤太樹のスピードと個人技を生かした攻撃で得点を狙う。対する駿台学園はタレントが揃う攻撃陣がなるべく早く先制点奪取し、前がかりになった相手の隙をつきを追加点を奪いたいところ。7分、駿台FW8番奈須亮磨が左サイドに走り込んで中央へクロスを送る。FW19番西塚健が合わせるも惜しくもボールは枠の外。

 序盤からボールを持つ時間が多い駿台学園がサイドバックの裏をへのフリーランと相手CBとFWへの五分五分なボールを送りセカンドボールから二次攻撃を狙う。この攻撃に都立武蔵丘は手を焼くもディフェンスラインの中央3枚が役割をはっきりさせて対応する。FWにマンツー気味に付く3番藤井塁、15番一ノ瀬健史カバーリングにはキャプテン10番持地優樹が縦パスに対して強く当たりにいき、相手に良い状態では攻撃させずにボールを拾うが、奪ったあとの前線に送るボールの精度が低く、守ってはクリアが相手ボールに渡ってしまう悪循環。その後、何度か駿台学園がチャンスを迎えるがスコアレスドローで後半へ。

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