後半開始からペースを握るのは都立調布南。しかし、後半15分以降に東海大菅生がチャンスを量産すると、両校にとって不運なアクシデントが訪れる。同22分、東海大菅生の選手と都立調布南のGK苅部が交錯し、両者共に負傷してしまう。東海大菅生の選手は負傷交代し、調布南のGK苅部はそのままプレーを続行。プレー再開後、更に集中力を高めた東海大菅生が都立調布南に襲いかかる。同32分、ゴール前の混戦でボールがこぼれると、そこに詰めていた10番杉浦がボールを一閃。これがゴールとなり勝ち越しに成功する。すると、更に勢いを増す東海大菅生は、9番青木、20番日置出帆と立て続けにゴール前のチャンスを物にし4-1とリードし、試合終了のホイッスル。 ペースを握っている時間を生かしきれなかった都立調布南と勢いのある時に集中力を発揮した東海大菅生に明暗が分かれた。4番湯江5番保土田のCBを始め、フィジカル的にも恵まれた選手が多くバランスのとれた東海大菅生は11月4日に西が丘で成立学園に挑む。
( 文・写真 石津大輝)