前線20番鵜生川治臣にボールが入っても孤立するシーンが多い國學院久我山に対し、ボールキープでもやや上回る実践学園の方がややゴールの匂いがする展開ではあったが互いに決まらず前半をスコアレスで折り返す。

 後半は序盤から実践3バックのサイドのスペースを突いた攻撃がはまり國學院久我山が優勢に進めると後半9分。20番鵜生川治臣が持ち運びミドルシュートも実践学園GK1番成田雄聖がリスティングで弾きだす。その後均衡が保たれ互いにスコアレスで迎えた同31分、思わぬ形で試合が動く。実践学園中盤の要、チームの心臓と言ってもいい活躍を見せていた5番浦寛人がプレスに行く際スリップし、足の裏で相手選手を蹴ったとして1発レッドでまさかの退場処分。悔しさのあまりピッチを去りながらユニフォームを捲り上げ顔を覆う。

 そんな中、1人少ない実践学園が牙を剥く。同36分、相手のクリアボールを途中交代の14番がダイレクトミドル。ボールは無情にもクロスバーを叩きノーゴール。試合はこのまま後半を終了するもスコアレス、10分ハーフの延長線へ突入。延長線開始から国学院久我山は中盤を一枚減らしFW10番宮本稜大を投入し畳み掛ける。20番鵜生川治臣のロングスローなども駆使してとにかく攻める国学院久我山。つり掛けている足を何度も伸ばし、1人少ないなか耐える実践学園。

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