FW中里が先制弾!佐賀東が関東一を撃破

 開会式後のオープニングゲームのカードは2年連続の開幕戦となった今夏の全国総体8強の東京都代表の関東一と昨年ベスト16の佐賀県代表の佐賀東の対決となった。 2年連続でのオープニングゲーム登場となった関東一は4-2-3-1の布陣でスタート。MF7番小関陽星が攻撃のタクトをふるい、前線は流動的にポジションを変え相手にマークを掴ませずにゴールまで迫る。一方、佐賀東は4-4-2の布陣でスタートする。攻撃的MFの10番小野真稔を中心にビルドアップから細かいショートパスを繋ぎ攻撃を組み立てようとする。

 序盤、関東一の前線からのハイプレスでボールをうまく繋げずシュートチャンスまで繋げることができない。関東一は右サイドの1年生MF8番貝瀬敦がスピードを生かして相手の裏を狙い、上下動を繰り返し、関東一ペースでゲームは進む。11分、関東第一の11番重田快が相手陣地の左サイドで後ろ向きでボールキープから相手2人をかわし、PA内に進入、更に向かってきた相手をかわしてマイナスにクロスを上げるがこれは相手のクリアに合う。続く15分にも今試合最初の決定機が訪れる。セカンドボールを拾ったMF7番小関陽星の縦パスからFW11番重田快がワンタッチでMF10番篠原友哉とパス交換からPA内に入り、最後はMF9番村井柊斗へヒールパス。村井の抑えの効いたシュートは相手GK17番陣内晃一のセーブされ得点とはいかず。その後も、9番村井柊斗、キャプテンCB4番小野凌弥もセットプレーからシュートチャンスを得るがゴールまで結び付かない。

 対する佐賀東の最初の決定機は31分。PA付近でFK得るとトリックプレーを使い、ゴール前にボールを配給する。ゴール前混線になったボールをFW9番中里知己がシュートするがゴール上へ外れてしまい先制点とはならない。激しい攻防が繰り広げられるが、前半は両チーム無得点のまま前半終了。勝負は後半戦へ。

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