稲見V弾で矢板中央が3回戦突破

 1月3日、第96回全国高校サッカー選手権の3回戦で神村学園(鹿児島)と矢板中央(栃木)が8強をかけて激突した。

 前半開始早々、2回戦に続き矢板中央が先制点を奪う。矢板中央はコーナーキックから、DF2番高島祐樹がヘディングで落としたボールを6番キャプテン稲見哲行が右足で蹴り込み、先制に成功する。一方、神村学園も清水エスパルス内定の14番キャプテン高橋にボールを預け、両サイドを起点に攻撃を展開していく。シュートまでは持ち込むものの、矢板中央のDF陣を中々崩すことが出来ず。前半は1-0で矢板中央のリードで折り返す。

 後半も神村学園はサイドを起点に、攻撃を展開。MF7番中上黎士が右サイドを幾度となく突破し、クロスを上げ続ける。後半絶好のチャンスを迎える。中上が右サイドを突破し、クロスを上げるとファーサイドに走り込んだMF15番山野卓人が右足でボレー。しかし、惜しくもゴール外側に外れ、同点に持ち込むことが出来ない。矢板中央の計4本のシュートに対し、神村学園は計14本のシュートを放つも1点が遠く、前半の1点を守りきった矢板中央が3回戦を突破した。

( 文・編集部 写真・金澤涼雅)