しかし、このゴールが上田西に火をつける。前半15分、裏に抜け出した14番上原に対し、明秀日立DFが堪らずペナルティエリア内でファール。これがPKとなり、2番大久保がしっかりと決め1-1とふりだしに戻す。明秀日立は13番作山と27番荒井がバイタルエリアで受け、トリッキーな仕掛けをする事で攻撃に色を出していた。更にサイドのスペースで11番二瓶と18番及川がアイディアを発揮し、6番の成島が後ろから攻撃を支える。上田西は左サイドでスピードを発揮する9番新田、サイズとスピードを活かして攻撃のポイントににる10番根本、果敢に裏に抜け出す14番上原をスリートップに揃え、更にそれを6番宮下が中盤からボールを供給する事で、強力な攻撃を繰り出す。 1-1で迎えた前半23分、上田西9番新田が蹴ったコーナーキックがそのままゴールに吸い込まれる。上田西が、思わぬ形で2-1とリードする事となる。 なんとか前半のうちに追いつきたい明秀日立は、同35分、絶好の位置でフリーキックのチャンスを手にする。キッカーを務めた25番は完全にキーパーの逆を取るも、惜しくもゴールの枠を外れてしまう。 更に同39分には、18番及川が密集地帯をドリブルですり抜け、シュートを放つもこれもゴールを捉える事は出来ない。明秀日立が猛然とゴールに迫るも、ゴールを奪うことは出来ずここで前半終了のホイッスル。