試合開始のホイッスルと共に、激しいプレッシングから入ったのは米子北。前橋育英のDFラインの裏を狙ったボールと、その勢いのままでプレッシングを開始する二枚刃で立ち向かう。一方の前橋育英は、技術とフィジカルを活かしたサッカーでボールと人を動かしていく。 両者特徴を押し出したサッカーを展開するも、ペースは徐々に前橋育英に傾く。8番五十嵐と9番田部井とスピードのあるサイドにポイントを作る前橋育英、更に中央は交通渋滞を避けるべく23番秋山と7番塩澤がゲームをコントロールする。対する米子北は9番城市と11番葉間田の鬼の形相のプレッシングから全てが始まり、10番佐野が中盤で時間を作ったり、セカンドボールを回収するなり、中心で気を吐く。相手のサイド攻撃は3番井上、7番馬場を筆頭に連携をとって対応していく。 ジワジワと相手を押し込む前橋育英は前半20分にコーナーキックのチャンスを手にする。このコーナーの溢れに素早く反応した3番角田がヘディングでゴールに叩きこむ。これで1-0と前橋育英がリードする。そして直後の前半27分には前橋育英15番渡邊が左サイドから中に繋ぐと、22番榎本がゴール前で仕掛けゴールを奪い2-0とリードを広げる。なんとか1点を返したい米子北は、7番馬場が右サイドで鋭い突破を見せるなど、見せ場を作るが、点を奪う事が出来ず、このまま前半終了。