大勢の観客の前で、両者とも気持ちを前面に押し出していく。そんな中、先にチャンスを作ったのは市立船橋。前半6分、DFラインで駆け引きしていた10番菊池がボールを受けるとDFの間をすり抜け、シュートを放つ。しかし、これはゴールの左に逸れる。前半12分、流通経済大柏は7番鬼京が鋭いターンからDFの間を突破すると左サイドからクロスを上げる。一度はGK長谷川が反応しはじき出すも、ここに詰めていた10番菊池がきっちりとゴールに押し込む。これで1-0とリードする。早い時間帯で追いつきたい市立船橋は、5番余合、4番岸本、16番岡井の3バックと15番町田、12番金井の二人が後ろでボールを動かしながら押し上げ、左サイドの杉山がスピードを活かした突破や、10番福山のポストプレー、9番有田の前からのプレッシングや小回りの利いたドリブルでゴールに迫る。一方、リードする流通経済大柏は対人の強さで相手を凌駕する5番関川、それを阿吽の呼吸でカバーする瀬戸山のコンビがDFラインを安定させれば、中盤では4番宮本と23番丹沢が丹念なプレッシングとプレスバックで攻守を助け、前線は左サイドで存在感を放つ7番鬼京、危険な位置で常にゴールを脅かす10番菊池等がゴールを狙う。同25分、市立船橋15番町田のパスに反応した9番有田がボールを流したターンから、3人のDFの間を縫いシュートを放つ。しかし、これは惜しくもゴールを外れてしまう。前半の内に追いつきたい市立船橋であったが、このまま前半が終了する。

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