ベンチから終始、市原監督の檄が飛んだ一戦は、前半12分にDF柿崎元に先制ゴールを奪われた浦和西が終始追う展開。それでも、なんとか後半42分にMF林田岳のこの日2得点目となるゴールにより、同点に追いつくと、2-2で迎えた後半アディショナルタイムには角度のない位置からMF田中隆太郎が値千金のゴールを決め、熱戦にピリオドを打った。

 インターハイ前の最後の公式戦で苦しみながらも勝ちを手にした浦和西。「インターハイでは、まずは1勝することが目標」と語る市原監督。浦和西が、「西高のため、家族のため、埼玉のため」に臨む、インターハイ初戦の相手は17年ぶりの全国総体出場となる地元・東北学院(宮城2位)だ。

 

(文・写真 編集部)