雨が強くなるなか始まった後半戦。立ち上がりから試合は動く。後半1分、浦和西は中央をドリブルで粘った唯一の1年生プレイヤーMF18番石山凌太郎が右足で叩き込みゴール、2-0とリードを広げる。同17分、浦和西は左CKをFW11番高橋岬生が高い打点で合わせてゴールを決め3-0と春日部東を突き放す。攻撃の手を緩めない浦和西は前線の選手交代を織り交ぜ更に畳み掛ける。耐える時間が続いた春日部東だったが、終盤反撃に転じる。同32分、春日部東は浦和西CKを跳ね返しカウンター。左サイドから攻め込むと最後は中央でMF8番小牧宏太朗がヘディングで押し込み1-3とする。その後も浦和西ゴールを脅かすもゴールには至らず。試合はこのまま終了し、浦和西が3-1で勝利し準々決勝へコマを進めた。

( 文・写真 甲斐雅人)