昌平優位との前評判であったが序盤は攻守にわたって互角の戦いを繰り広げる。
昌平のFW9番佐相壱明に対し浦和西のCB5番野口智弘がタイトにマークしDFラインでの受け渡しにも細心の注意を払う。
更にアンカーの6番田中隆太郎を中心にしっかりとブロックを形成し昌平攻撃陣のバイタルエリアの侵入を許さない。奪ったボールは高さと懐の深さがあるFW9番森喜紀をターゲットとし、カウンターで攻撃を仕掛ける。昌平はボールホルダーが対峙する相手の状況をみて、DFラインからテンポよくボールを動かしリズムをつかみかけるがブロックを形成した相手に対し足元でボールを受ける回数が多く、なかなか相手守備陣を揺さぶるまでいたらない。
昌平は6分、相手右SBの裏のスペースに飛び出した左SB2番堀江貴大が低いクロスをゴー前へ。7番山下勇希が狙うもジャストミートせず。24分、左サイドでボールを動かし、DFを剥がして上げたクロスは攻撃参加していた逆サイドの右SB5番塩野碧斗へ。中へ切り込み放ったシュートは強烈であったが枠を捉えきれずゴール上へ。 対する
浦和西は7分にMF8番楮本颯が左サイドを深くえぐりマイナスに折り返すとPA内で11番高橋岬生がワントラップからシュートを放つが戻ってきたDFのプレッシャーもあり、ボールに力伝わらずGKの正面へ転がってしまう。33分にもチャンスを迎える。後方からのボールを収めたFW9番森喜紀が10番遠藤寛紀へスルーパス。DFラインを抜け出しチャンスを迎えるが、昌平GK1番緑川光希が素晴らしい飛び出しで1対1をストップし得点を許さない。スコアレスドローで後半へと折り返す。
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