6日、S1リーグ第3節西武文理と武南の試合が埼玉スタジアム第4グラウンドで開催。昨年は激しい優勝争いを演じた両チームの激突は次第に風が強まる14時にキックオフを迎えた。
ここまで1勝1敗の西武文理。この試合ではマイボール時の早い切り替えからボールを回し、チャンスを演出する。また、10番がキッカーを務めるCKからのチャンスも目立った。
しかし、試合の均衡を破ったのは前節今季初勝利を飾った武南だった。前半終了が近づく41分、DFラインから前線へのロングパスが送られると、これを受けた10番がマイナス気味のラストパス。反応した15番が落ち着いてゴール右隅へ叩き込み先制点を奪った。
さらに武南の勢いは続く。続く44分にはゴール前の混戦から6番がゴール。非常に価値ある追加点をマークし、武南が前半のうちに2点差をつけた。
後半に入ると2点を追う西武文理も一気に攻撃モードへと移行を図るが武南の早いマークに苦戦し、中々ペースを掴むことができない展開が続く。2点のリードを得てもなお勢いが止まらない武南のポゼッションや、FWの運動量に苦しみ数多くピンチを迎えた。
そんな中迎えた後半20分には武南に追加点。10番の出したDFライン裏へのスルーパスに反応した15番がGKとの1対1を冷静に流し込んで追加点。着々とリードを広げ、攻守に西武文理を上回った武南に軍配。3対0の快勝で今季2勝目を手にしている。
(文=新井恵)