折り返しまで残り2試合となった埼玉リーグの2Bの試合が西武台グラウンドで行われた。
ここまで失点1、前節2位で3連勝中の川口北と、得点数16(リーグ3位)の大宮東の一戦。
先にゲームを動かしたのは川口北。開始7分、右サイドで展開の中、隙をついてスピードをあげて、大宮東を置いていく。スペースが出来たのを見逃さず、中央へマイナスのパスを受けた小平真が流し込むようなシュートを決め、先制点を挙げる。
川口北が流れを掴む中、大宮東は球際での強さを見せられず、中々ボールを繋げられない。前半は1-0で川口北がリードのまま、前半を終える。
前半は流れを掴めなかった大宮東だったが、後半早々、スペースを使ったパスを多用し、川口北にボールを渡さず、試合の流れを掴みだす。足に自信のあるMFの平石大樹を中心にボールを持つとスピードを上げて川口北を置いていく。
そして、迎えた後半5分、DFからボールを受けた平石大樹がセンタリング。ゴール前でボールを受けた掛江健太がシュートを放つとボールはゴールに吸い込まれ、試合を振出しに戻す。
その後、両チームの全員が声を出し合い、攻防戦を繰り広げるが、30℃近い気温が体力を削る。疲れも見える中、川口北は得意のパス回しでゴールにせまる。対する大宮東もボールをカットするとスピードを上げて前線へ。縦パスを入れて、裏を狙うがシュートまで至らず。
両チーム最後まで走りきるも、追加点はなくドロー。ここまで鉄壁の守備を見せてきた川口北から点を取り、意地を見せた大宮東が7位に浮上。川口北も得失点差で2位をキープした。
(文=新井恵)