2月5日、11日、12日の3日間に渡って駒沢第二球技場と駒沢補助球技場で「東京都高体連サッカー部地区選抜U-16研修大会」が行われた。同大会は地区毎に16歳以下(1年生)の高体連登録選手17名以内が選抜されチームを構成し、全8地区がAとBの2ブロックに分かれリーグ戦を実施し選抜チームの経験を選手達に積ませるとともに、選手たちにはBSL研修を、指導者に対しては指導者研修会を行い各地区選手及び指導者の勉強の場としての役割も担った。
国体の選手選考のために行われていた大会から、U-16に対象が変更され9回目を数える今大会からは新しい取り組みも始まる。選手及び指導者の資質向上と交流、情報交換の機会を設けることを目的とし、同じく選抜チームによる大会が行われている千葉県の地区選抜優勝チームとAブロック優勝を果たした8地区が交流試合を行う事が決定している(千葉地区選抜準優勝チームvs8地区以外の優秀選手で構成されるチームの対戦も有り)。
3日間の地区選抜U-16研修大会を終え、選手のさらなるモチベーションアップなどを狙うべく、今後は地区選抜U-16研修大会後に東京と千葉のみの取り組みに留まらず、各都県で連携し試合を行い交流を図っていきたいと近い目標を語るとともに、将来的には東京選抜でのヨーロッパ遠征を実現したいと口にした東京都高体連サッカー専門部技術委員長の蔵森紀昭氏(成城学園)。今後も東京都高体連サッカー部の取り組みに注目だ。