8月11日から22日にかけて行われた第93回全国高校サッカー選手権大会東京都1次予選。夏の厳しい暑さに加え、台風の影響により試合の延期も見られた今大会には286校が出場。各ブロックを勝ち上がった32校が2次予選進出を決めた。
 8月30日に行われる2次予選の抽選会を前に、1次予選の振り返りをしてみよう。

笑顔の都立国分寺(vs大東大一より)

■順当な勝ち上がりを見せたTリーグ所属チーム
地力で勝るTリーグ所属チームの安定した戦いが目立った1次予選。過去3年連続で西が丘を経験している東海大菅生(T3リーグA所属)は初戦から無失点を継続し2次予選進出。また、正則学園(T3リーグA所属)、かえつ有明(T3リーグB所属)、都立国分寺(T3リーグB所属)なども昨年に引き続き2次予選へと駒を進めている。

■“勝者の陰に敗者あり” 2次予選に届かなかったチームも。
都立狛江は前回大会で都大会ブロックベスト8に残る成績を収めたものの、今大会はブロック決勝のピッチにも立つことができず。3回戦で同じくT4リーグに所属する桐朋に3対0で敗れ大会を後にした。

さらに私立武蔵明大中野八王子。高校総体ではベスト16(予選を免除された國學院久我山、駒大高は除く)に名を連ねたこの2チームも1次予選で姿を消すことに。A1ブロック、私立武蔵は3回戦で都立片倉と対戦し、スコアレスのまま突入したPK戦の末敗退。一方の明大中野八王子足立学園との接戦を0対1で落としまさかの初戦敗退となった。

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