東京理科大に順当勝ち! 県の代表権獲得まであと1勝に迫る

この日、2得点を挙げたFW大久保俊
城西国際大がベスト4に勝ち上がった。
総理大臣杯千葉県代表決定戦を兼ねる千葉県大学サッカー選手権大会。2回戦の相手は東京理科大だった。ゴールデンウィーク真っただ中の5月3日、ホームグラウンドに迎えての一戦。ピッチレベルの気温が時間を追うごとに上昇し、暑さが増していくなか、試合は13時50分にキックオフされた。
「東京理科大は好チーム。侮ってはいけない」と、城西国際大のだれもが気を引き締めていた。一発勝負のトーナメントだけに、やはり油断は禁物。攻守両面で自分たちがやるべき任務を遂行し、きっちり結果を出す。それが重要だが、抜かりはなかった。
この日の先発メンバーはGKが平山優樹、ディフェンスラインは左から徳元悠平、重行拓也、廣瀬智行、近藤諒大、2ボランチが小栗和也と田中崚平、左サイドMFが村下和也、右サイドMFが藤井慎之輔、そして2トップが大久保俊と井之元和之という4-4-2の布陣。1回戦の千葉工業大戦から7名を入れ替えていた。
「引いた相手をいかに攻略するか」が攻撃面の主たるテーマだ。
東京理科大の最終ラインの背後にスペースがあまりないぶん、その前で一度ポイントを作り、相手を少しでも引き出し、縦のギャップをつく。もしくはサイドチェンジによる左右の揺さぶりから有効なスペースを見つけていく。
FKやCKといったリスタートからの攻撃アクションも含め、前半だけで放ったシュートは14本。慌てず、焦らず。そして丹念に、根気よく。チームが意図した「崩しの作業」を繰り返していたことがうかがえるだろう。
先制点は前半12分だった。右CKのチャンスを徳元悠平が左足でゴール前にリリース。このファーストアクションでは得点に至らなかったものの、二次攻撃による左からのクロスにセンターバックの廣瀬智行がいち早く反応し、ヘッドで決めた。
「相手より先に(ボールに)触ることを意識していただけ。ゴールはたまたまですね(笑)。でも、落ち着いて試合を進めていくために先制点は大事だったので、そういう意味ではよかったと思う」
その5分後、今度は左サイドMFの村下和也が追加点を奪う。ゴール中央でボールを受けると止めにくる相手を置き去りにするかのように一気にギアチェンジ。利き足の左でシュートしやすい位置にボールを運んで、思いきりよく振り抜いた。「パスをもらってからシュートまでのドリブルはイメージどおりだったけれど、最後のところはうまくボールをとらえることができなかった。でも、入ってくれたので(苦笑)」
ケガのために戦列を離れていた村下和也が復帰戦を自らのゴールで祝った格好だが、「あと2点、3点と取るチャンスがあった。そこを決めきれなかったのが残念」と悔しさをにじませていた。

