反省多きプレーオフも城西国際大が関東予選への切符をゲット!

右からカットインしてチャンスをうかがう藤井慎之輔
プレーオフの末、総理大臣杯につながる関東予選の出場権を城西国際大が晴れて手に入れた。小山哲司監督をはじめ、コーチ陣、選手たち、チームスタッフは一様に安堵の表情を浮かべるとともに、来る戦いに向けて気持ちを新たにした。
「どこが相手になるにせよ、こちらは挑戦者。関東リーグの大学に対して、どのくらいできるのか、そういう意味では楽しみですよ」と、小山監督は早くも闘志をにじませている。
ちょうど1週間前、千葉県大学サッカー選手権を制したばかりの城西国際大。次なるステップが関東予選への切符をかけたプレーオフだった。5月24日、埼玉県の立教大富士見総合グラウンドを会場に横浜市立大(神奈川県3位代表)と相まみえる。キックオフは13時30分、連日の夏日とあって、うだるような暑さのなかでの一戦となった。
この日のスタメンはGKが大野哲煥、ディフェンスラインが左から工藤竜平、重行拓也、安部勇輝、近藤諒太、2ボランチが田中崚平と松川翔、左サイドMFに村下和也、右サイドMFに藤井慎之輔、トップ下に小栗和也が入り、FWが井之元和之。やや攻撃に軸足を置く4-2-3-1システムだった。
堂々たる完勝が期待された。だが、勝手が違った。横浜市立大のケレン味のない、素早くて、ダイナミックな展開に後手を踏み、さらに自分たちのミスも重なって、立ち上がりからペースをつかめずにいた。徐々に盛り返して、終わってみれば5対2と、力の差を見せつけた格好ながら、小山監督は開口一番「入り方のまずさ」に言及した。
「朝のミーティングのときから試合の入り方について随分注意していた。先週、いいゲームをやっていたし、相手は神奈川県の3位チーム。自分たちのほうが上、まあ、勝てるだろうなんて思っていたらいけない。サッカーは怖いぞという話を繰り返し伝えていたのにフワッと入ってしまった。甘いね。そこは本当に反省しないと。先制されるような気がしていたけれど、それが現実になった」
前半32分、自陣右サイドをドリブルで持ち込まれ、先制点を喫した城西国際大。平手を食らって、ようやく目を覚ましたのか、攻撃のテンポが上がり、45分に実を結ぶ。
「ボールをいい形で持ったら、どんどん仕掛けていこうと思っていた」という村下和也からの左クロスをFW井之元和之がゴール前に走り込み、相手より一歩先に触り、ヘッドで流し入れる。ただ、最初に口をついて出たのは同点弾の喜びより「その前に2回チャンスがあったので、そこで決めておけばチームをもっと楽にできた」という反省の弁だった。
1対1となり、「さあ、これから」と思われた矢先、前半終了間際に相手右CKから追加点を献上。1点のビハインドを背負う形でハーフタイムに入る。

