首位の城西国際大が苦しみながらも価値ある勝ち点1!

ゲームキャプテンを務めるFW井之元和之がミドルレンジからねらう
先制点を許しながらも何とか同点に追いついた城西国際大が貴重な勝ち点1を積み上げた。「リーグ戦のなかでは、こういう苦しいゲームがあるけれど、あのまま負けてしまうのと、引き分けるのではまったく違う。選手たちがよくやってくれたね」と、小山哲司監督はホッと一息ついた。
6月28日に行われた1部春期リーグ第5節。首位をいく城西国際大の対戦相手は、屈強なファイターをそろえる4位の国際武道大だ。アウェイの地に乗り込んでの戦いは曇り空が広がる13時50分にキックオフされた。
この日の先発メンバーはGKが大野哲煥、ディフェンスラインが左から工藤竜平、大野崇仁、廣瀬智行、近藤諒太、2ボランチが小栗和也と田中崚平、左サイドMFが村下和也、右サイドMFが藤井慎之輔、そして2トップが井之元和之、香川滉太という4-4-2システム。前節の千葉大戦から最終ラインの左サイドの構成を変えて臨んだ。
国際武道大のやり方はわかりすぎるくらいにわかっていた。翻って、自分たちがやるべきことも十分に承知していた。右センターバックの廣瀬智行は「空中戦に簡単に負けちゃいけない。みんなで助け合って、声を出し合って、集中して、プライドと迫力をもって戦う」と、闘志をみなぎらせた。
スタンドの大声援を受けた国際武道大は自分たちのスタイルに一切の迷いがない。一言で表現すれば、フィジカルの強さと走力を生かした縦に早いサッカーだ。それに対し、どうすべきか。小山監督は次のように指摘した。
「セカンドボールを拾って、落ち着いてポンポンとつないで、相手の裏をつければ自分たちのリズムが出てくる。けれど、それができないと、逆に押し込まれ、どんどんボールを放り込まれてゼイゼイしてしまうね(苦笑)。だから、セカンドボールを拾えるかどうか、ここが大事なポイントだった」
そこかしこで繰り返されるエアバトル、そしてセカンドボールの奪い合い。
ボランチの田中崚平が「立ち上がりは武大(国際武道大)のスタイルに苦しめられた。こぼれ球をもっと拾わないといけなかった」と振り返っていたが、空中戦にしろ、地上戦にしろ、ボールをめぐる戦いに勝つか、負けるか。試合の焦点はこの1点に尽きるといっても過言ではなかった。

