秋期リーグ開幕から無傷の4連勝!

ラインを割るまであきらめずにボールを追いかけるFW井之元和也

 「あまり欲をかいてもいけないし、あれこれいい始めたらきりがない(苦笑)。着実に勝ち点3を積み上げることができたのだから、その点では十分に満足している」
 秋期リーグ開幕から無傷の4連勝と、首位をガッチリ守る城西国際大。リーグ初制覇に向けて予断の許さぬ緊張状況が続くだけに、上位対決を前に小山哲司監督もホッと一息といったところか。

「ただ、これですべていいわけじゃない。修正すべきポイントはやはりフィニッシュの部分。ラストパスの精度だったり、シュートのタイミングだったり、そこを少しでも高めていけたらと思う」と、チーム全体の課題に言及するのを忘れていない。

朝夕はめっきり涼しくなった。とはいえ、日中はまだまだ暑さが残っていた10月4日。秋期リーグ第4節の対戦相手である千葉大をホームに迎え、13時50分にキックオフされた。結果は7対0の順当勝ちだった。

この日のスタメンはGKが大野哲煥、ディフェンスラインは左から山之内裕太、中原翔矢、廣瀬智行、安里駿汰、2ボランチが小栗和也と田中崚平、左サイドMFが藤井慎之輔、右サイドMFが米澤康太(ただ、開始からしばらくすると、左右のポジションが入れ替わった)、そして前線に井之元和之と香川滉太が並ぶ4-4-2システムだった。

引いて守るのではなく、高いラインをキープしてきた千葉大。相手のやり方を見定めるや、城西国際大はボールを左右に動かしながら、ときにはセンターバックの位置から、ときにはボランチの位置からラインの背後にパスを繰り出す。 

 前半12分、それが早くも結実する。
右スペースにタイミングよく飛び出した右サイドバックの安里駿汰が後方からのパスを受けると、相手をひとりかわし、ゴールライン際まで進入。「最初のトラップではいいところにボールを置けなかったけれど、食いついてきた相手とうまく入れ替わることができた」と振り返る安里駿汰からファーサイドで待ち構えていたFW井之元和之にクロスが送られ、先制点につながった。

 その5分後、今度はキャプテンの米澤康太が右サイドのスペースに走り込み、井之元和之の2点目をおぜん立てする。ラインコントロールに若干の甘さが見られる千葉大ディフェンス陣の背後を巧みについた。

攻撃の手を緩めない城西国際大は26分、28分、35分にFW香川滉太が連続ゴールし、前半だけでハットトリックを達成。後半39分には自身の4点目(チームの7点目)もゲットしている。
「チャンスがたくさんあったので、本当ならもっと決めないといけない。相手が強くなればなるほど、1試合のなかでのシュートを打てる機会は限られてくる。そこをきちんと決められるかどうか。チームメイトから頼りにされるFWになるためにも突き詰めて考えていきたい」と、香川滉太は今後を見据え、まったく浮かれていない。

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