”再開初戦”の三菱養和戦では同点ゴールを決めた(写真＝多田哲平)

　また日本一に近づいたことで、その栄光への想いはより強まった。

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　「決勝に残って日本一まであと一歩だったのは自分たちだけなので、どのチームよりも悔しい想いをした。まだまだ足りないこともあったし、そこを見つめつつ、このプリンスリーグとかで圧倒できるようなチームを作って、最終的に選手権で優勝できたらいいなと思います」

　そして全国での自分たちの立ち位置を確認できたのは大きい。以前から掲げてきた目標が、現実的なものとして、より鮮明に見えているのは確かだ。

　「良いメンバーが揃っているので、日本一を獲れないことはない。みんなで切磋琢磨して日本一という目標を目指して頑張っていけたらいいなと思います」

　そう言って、齊藤は「冬の日本一」を見据えた。

(文・写真＝多田哲平)