会場には多数の賞状や優勝楯が飾られた(写真=河野正)

 4度目の全国高校選手権を制した時のMFで、OB会長の倉又泰弘氏は「市高が強豪になれたのは蹴って走る戦術ではなく、ショートパスとオープン攻撃を組み合わせた新しいサッカーを根付かせてくれた鈴木先生のおかげ。偉大な先人の存在を後進にも伝えたいと願い、この会を開催しました」と述べた。会には鈴木監督のご子息、劉彦氏も出席した。

 3度目の全国高校選手権制覇は復帰した永田監督がもたらした。日本女子代表監督として2度の世界選手権(現ワールドカップ)やアトランタ五輪に出場した鈴木保氏は、永田監督の教え子。高校時代の思い出について「大先輩の石沢(君男)コーチからいろいろ教わり、人間的にも素晴らしかった2つ年上の落合さんに何とかついて行こうと必死でした」と述懐した。

 65年から指導した磯貝純一監督の下では、全国高校選手権とインターハイで頂点に立った。選手権優勝メンバーには元横浜マリノス監督の清水秀彦氏、日本が初の8強入りしたU-20ワールドカップで指揮を執った田中孝司氏らがいる。

 来賓には、当時好敵手だった旧浦和市内3校のOB会代表も顔をそろえた。浦和高・松村道彦副会長、浦和西高・今井敏明会長、浦和南高・窪田慎二副会長が列席。今井会長は「高校3年間はすべて市高が選手権に出場し、3年生の県予選準決勝は私のゴールで先制したが逆転負け。それでも市高が全国優勝したので、自分のことのようにうれしかった」と良ライバルとの関係を語った。

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