前日会見に臨む森保監督

 3月21日、FIFAワールドカップ26アジア2次予選 兼 AFCアジアカップサウジアラビア2027予選で北朝鮮と対戦する日本代表の森保一監督が20日に試合会場となる国立競技場で前日会見を行った。

 森保監督は21日に迎える北朝鮮との一戦について「明日のDPRコリア戦に向けて、目の前の一戦一戦を全力で戦っていくこと。最善の準備をして、我々の持っているベストの力を試合にぶつけたいと思う。ホームである国立競技場で戦うので全力を尽くし応援してくれる全国のみなさんに喜んでもらえるように、選手の頑張りで活力を届けられるように戦いたい」と意気込んだ。

 対戦相手の北朝鮮については「ポイントとしてはまず局面局面での戦いに勝っていくことが大切だと思う。DPRコリアに関しては、アジア2次予選のこれまでの2試合という情報の中での戦いになりますが、彼らは非常に個の能力が高く、チームとしてもやるべきことを徹底できる。そして闘志を前面的に出してくるチームだと思いますので、まずは局面局面の戦いに勝っていく。メンタル的にも球際での戦いにも挑んで試合を有利に進めたいと思います。もちろんそれだけではないと思うし、我々がどういう戦いをしていくか。残されたトレーニングの時間は今日1回だけだが、そこでやるべきことをして、明日の試合までにできる限りのコミュニケーションを取りながら、個々の力を最大限に発揮したい。コンディション的には欧州から招集した選手が多いので、長距離移動、時差、普段持っている100%の力を出せるかというと、そうではない。それを言い訳にするのではなく、その分チームとして規律を持ってお互いカバーし合える、お互い今持っている100%を出せるようにチームとして戦うことが大切だと思います」と話した。

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