1年でのプリンスリーグ東北復帰を果たした仙台育英(写真＝小林健志)

　高円宮杯 JFA U−18サッカーリーグ2023プリンスリーグ東北 プレーオフ（参入戦）が12月17日、Jヴィレッジにて2試合行われた。第1試合は岩手県リーグ1位の遠野と宮城県リーグ1位の仙台育英が対戦した。

【フォトギャラリー】 遠野 vs 仙台育英

　1回戦とはうって変わって強風が吹き荒れ、時折雨がぱらつく中での試合となった。前半は風上に立った遠野に多くの結果が生まれた。MF昆野翔太(3年)のパスからスピードのあるFW池口遥葵(3年)らが決定機をつくっていく。しかし仙台育英はGK小川陽海(1年)やDF佐山光樹(3年)、DF岡村春樹(3年)ら守備陣が集中を切らさず守って、前半は0-0で終えた。

　後半仙台育英は風上に立ち勢いに乗るかに思われたが、長身FW伊藤俊輔(3年)や俊足FW佐藤裕(3年)がDF佐々木湧太(3年)や後半から投入されたキャプテンDF畠山哉人(3年)、2年時まではベガルタ仙台ユースでプレーしていたGK浅沼英志(3年)を中心とする遠野守備陣にうまく抑え込まれ、なかなかゴールを奪えない。