市立船橋 vs 津工(写真=河野正)

 それでも26分、左からのパスを預かったボランチ小川夢成(1年)が決めて先制。31分にFW細内統伍(1年)が加点する絶好機を外したが、この1分後に細内のシュートがGKに当たり、秋がこぼれ球を素早く拾って2点目を蹴り込んだ。

 前半の津工業は相手の重圧に球際で競り負ける場面が目立ち、マイボールにしてもテンポ良く2次攻撃に展開できなかった。前半のビッグチャンスはオフサイドになった終了間際に1度だけだ。

 市立船橋は後半から1年生を3人投入し、追加点を狙った。そのうちのひとり、MF長野恵弥は得点にこそ絡めなかったものの、技術と戦術眼の高さを発揮して攻撃をリードした。

 決勝点は15分だ。それまでも旺盛な攻撃参加を続けていた右SB神田歩夢(2年)が、タイミング良く攻め上がって右からクロスを送ると、FW池田煌(1年)が右足で蹴り込んだ。池田は31分にもバーを直撃する強烈な一打も放った。相手に2点を返され3-2となっていた試合終了直前、後半から出場していた右MF仲野真翔が決めて決着をつけた。

【次のページ】 リーグ戦 市立船橋 vs 津工(3)

▽横山杯第24回全国ユース招待サッカー大会
横山杯第24回全国ユース招待サッカー大会