板橋幸大のロスタイム弾で矢板中央が東京朝高を撃破

 東京朝鮮Gで行われたイギョラ杯予選リーグ2日目、「東京朝鮮中高級学校vs矢板中央」の試合は14時にキックオフされた。共に4-4-2のフォーメーションで挑んだ両チームの試合はいきなりスコアが動く。
 2分、遠目からのFKを得た矢板中央がゴール前に放ったボールのこぼれ球を左MF26番板橋幸大が頭で押し込みあっさりと先制に成功する。更に6分、先制ゴールをあげた26番板橋からのパスを前線の19番望月謙が冷静に沈めて追加点。ゲームに入りきれていない東京朝鮮中高級学校の隙を突き優位に試合を進める。東京朝鮮中高級学校も13分にボランチ15番ホンリジンがPA外から強烈なシュートを放つがゴール上へ。プレーでチームを鼓舞するが16分に矢板中央の攻撃。ボール保持者を追い越し人数をかけて攻め込む矢板中央は19番望月から26番板橋が裏のスペースに走りこみ、フリーで抜け出す。GKをかわして追加点。スコアを3-0とする。

 3点差と苦しい状況に追い込まれた東京朝鮮中高級学校は18分のFKから反撃に出る。15番ホンリジンの右足から精度の高いボールがゴール前へ入ると、CB4番チョンユギョンが頭で合わせてゴール。2点差に詰め寄る。矢板中央がボールを保持する時間が増えるが東京朝鮮中高級学校もCBコンビの4番チョンユギョンとリュユウォンを中心に粘り強く対応する。前半終了間際の35分、矢板中央GKのキックミスがFW9番ハンヨンギの足元へ。無人のゴールに狙い済ましたキックはゴールに吸い込まれてこれでスコアは3-2.で前半を折り返す。

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