その後もシュートまで持っていかれるシーンを何度か迎えるも、辛抱強く守っていた高校選抜は意外な形で追加点を得る。Jリーグ選抜4番橋岡のバックパスを後半から投入された高校選抜20番伊藤龍生(米子北)がカット、そのままGKと1対1を冷静に流し込み3点のリード。攻撃の手を緩めない高校選抜は66分、こちらも後半から出場した7番松本泰志(昌平→広島)から20番伊藤にPA内に素晴らしい縦パス。20番伊藤の粘り強いポストプレーから走りこんだ7番松本へリターン。松本が中央に折り返したボールを18番安藤瑞季が右足でプッシュ。素晴らしい連携からのゴールでリードを広げた。

 そしてこのまま試合終了のホイッスルが鳴り響く。4-0で勝利した高校選抜が通算成績を3勝3分2敗とし、来年度の後輩たちにバトンを渡すこととなった。

 試合後、Jリーグ選抜の佐藤監督は「このような歴史のある大会の中で選手たちは、今あるコンディションの中で精いっぱいやってくれました。点を取らせてあげっれなかったのは自分の責任です。選手たちはチームのために自分の良さを出そうとしてくれていました」とコメント。一方、4-0で快勝した日本高校サッカー選抜の黒田監督は「素晴らしいスタジアム、環境でサッカーをさせてあげられてうれしく思います。昨日から活動したので早くチームを組織にできるかでしたが、普段各監督に指導されているので浸透しやすかったですね。まだ海外での試合があるので練習から修正していく必要があると思います」と語った。

 

(文・写真 佐々木竜太)