MF久保建英(マジョルカ)
昨年6月に弱冠18歳で、世界有数のメガクラブであるレアル・マドリッド(スペイン)に移籍した久保建英を筆頭に、2001年度生まれの選手たちは粒ぞろいだ。
19年シーズンにJ1リーグデビューを飾った松岡大起(鳥栖)はスタメンに定着し、ここまで通算24試合に出場。同じく昨年の4月、当時、桐光学園(神奈川)の3年生だった西川潤もC大阪の特別指定選手としてJ1デビューを果たしている。
日本サッカー界にとどろく“黄金世代”や“プラチナ世代”に匹敵するであろう“久保世代”。無限の可能性を秘めた彼らの伸びしろが楽しみでならない。
そこで、さまざまな思いを込めて“01年組”のベスト11を選んでみる。システムは4-4-2を基調に考えた(選定にあたって、久保と同学年に絞ったことをあらかじめ記しておく)。
2トップは現在、レアルからマジョルカ(スペイン)にレンタル移籍中のエース格・久保と、超高校級ストライカーの肩書を引っ提げて鹿島入りした染野唯月だ。
ともに最前線に張っているようなプレースタイルではなく、ひとりが引いたら、もうひとりがスペースに出ていくといった流動性のある2トップがイメージできるだろう。シュートの発想の豊かさや技術の高さはもちろん、ポストワークにも秀でる染野が前で、久保がやや下がった位置からスタートする縦関係がしっくりくる。