三上冬眞さん

 一期生の三上冬眞さん(2年)は幼少の頃からサッカーを始め、ずっとプロ選手になる夢を抱いてきた。ところが宇都宮短大附属高校(栃木)在学時、Jリーグの公式戦でボールパーソンを経験したことで、運営サイドの存在を初めて知ったという。

 「あれで夢が一変しました。プロ選手からフロントスタッフとして、選手やチームを支える仕事に就きたくなったんです。そんな気持ちを抱いていた高校3年の夏、ちょうど学園が開校するのを聞いて入学を決めました」

 フロント業務といっても、具体的な仕事内容や業務のやり方などは未知の世界だった。何も分からずに入学したが、三上さんは「栃木シティのホームゲームで実習させてもらえる特別な機会があります。学園はトップチームと密接に結びついているので、様々な実習を経験できるんです。競技運営や広報業務などにも携わっています」と話し、毎日が充実しているそうだ。

 Jリーグクラブのフロントスタッフになることが夢だ。「周りから見たらまだまだ足りない面はあるでしょうが、授業と実習を通じ1年半前の自分とは全然違うと思います」と成長を実感している。

 マネージャー/ホペイロ学科は、男女合わせて定員25人。チームと選手を後方支援するマネージャー(主務、副務)やスパイク、ユニホームなどを管理するホペイロを育成するコースだ。

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