選手でありながら、中学2年という早い段階で裏方の仕事に就こうとした背景は何だったのだろう?鹿野さんは「スパイクに魅せられたからです。自分はスパイクが好きで好きで、それがきっかけでこの学科を選びました。好きなメーカーですか?スパイクの型やデザインなども含め、すべてが好きです」とうれしそうに訴えかける。

 カリキュラムの中ではやはり、チーム活動実習が楽しく、充実感があるそうだ。「栃木シティのトップチームと密接な関係にあるのがありがたいですね。チームに帯同させてもらい、練習の準備から後片付け、ホームゲームの時は前日までに準備をし、ユニホームの洗濯もします。身に付くものは本当に多いですね」。Jリーグクラブのマネージャーになり、選手をサポートするのが夢だ。            

(文・写真=河野正)

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