栃木市岩舟町にある校舎は、旧栃木市立小野寺北小学校を活用し、サッカー専門学校に適した環境に改修された。

　練習場にはクラブハウスや用具室、メディカルルームが完備され、LED照明付きの手入れの行き届いた人工芝グラウンドのほか、フットサルコートが3面ある。

　かつてJリーグクラブで従事したスタッフをはじめ、大学時代の先輩や後輩がJリーグクラブにいてコネクションが効く教員、Fリーグ所属経験のある講師など、学園スタッフは多士済々だ。

　フットボールビジネス学科は、栃木シティやしながわシティの試合運営を通じ、プロスポーツ興行について学ぶことが主眼だ。他のJリーグクラブやFリーグクラブへのインターンシップも積極的に行い、様々なカテゴリーのゲーム運営を身に付けることができる。クラブ運営業務全般の習得を目指している。

　インターンシップ先もJリーグをはじめ、JFLや地域リーグ、Fリーグなどのクラブチームで、複数のカテゴリーでチーム運営を体験できるのが学園の特長でもある。

　新年度からフットボールビジネス学科の学科長に就いた長谷川先生は、開校前の2022年から設立準備に尽力したひとり。2020年の東京五輪・パラリンピック大会組織委員会大会運営局で、会場マネジメント部に属した経歴の持ち主だ。

　学校内ではどんな役回りを担い、学生とどう向き合っているのだろう。

　大切にしていることは、社会人になる前に様々なことを教示するのがノルマと心得、即戦力養成が学校のキーワードだという。

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