
山崎竜雅さん(20)
志の高い学生は座学と実習に励む毎日だ。群馬県出身で2年生の山崎竜雅さん(20)もそのひとりで、ひょんなことから学園に入学した。
高校3年で就職活動を開始し3社を見学。最終的に1社に絞り込んだ直後、学園のオープンキャンパスを訪れると抜群の環境に驚き、また大好きなサッカーと関わりたくなったという。
フットボールビジネス学科を選んだのは、「長い目で見たら、サッカー業界の様々なことを身に付けられると考えたからです」と説明した。写真と動画の撮影が好きだったこともあり、昨秋から栃木シティのトップチームに帯同し、今季からは広報の副担当として活動している。
試合ではチームの様子などをスチール写真や動画撮影をし、クラブの公式SNSに公開する。山崎さんは「場数をこなしたことで写真撮影の技術も、SNSにアップする技量もかなり上がりました。トップチームに帯同させてもらっているので、大きな責任とやりがいを感じますね」とうれしそうに話す。卒業後はJリーグクラブで広報担当として仕事をすることを夢見ている。
長谷川学科長は栃木シティのクラブ事業本部にも所属し、クラブ業務と並行して学生と接している。それだけに学校とクラブ間の連携はスムーズだ。
長谷川学科長は学園に携わる価値や意義について、こんな言葉で締めくくった。
「契約ありきの業界ですが、いくら仕事ができても、どんなに業務実績で評価されたとしても、人と人との関わりが一番大切ではないでしょうか。スキルや技術、知識などは別にして人間としてどうあるべきか、といったところに日頃から目を配り、指導していきたいですね」
学生にとっては最高の金言といえる。
(文・写真=河野正)
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