長谷川学科長は「入学して様々な経験を通じて、挑戦と失敗を繰り返しながら自分自身の成長につなげてほしいです。自分の将来の可能性を広げられるような2年間の学生生活を過ごしてもらいたいです。そのためにも私たちは、学生一人ひとりが安心してチャレンジできるよう、様々な面でサポートしていくことが大切だと考えています」と試行錯誤を繰り返し、何にでもチャレンジすることが重要だと認識する。

 栃木シティ、しながわシティの育成組織だけにその関係性を最大限に活用できることは、学生にとっては大きなアドバンテージだ。

 栃木シティは2018年から2023年まで関東リーグ1部に所属し、昨季のJFLを制してJ3に昇格。今の2年生はJFL昇格とJリーグ昇格を同時に見てきたわけだ。「ありがたいことに1年ずつ昇格したことで、これを見届けられた学生には貴重な経験になりました」と長谷川学科長は述べると、学生の気持ちを慮ってこう言葉をつないだ。

「昇格経験も含めて成功体験を故郷に持ち帰って地元のチームで活躍したい学生もいれば、今までずっと応援してきたチームでやりたいという学生もいます。そういった思いや目標が彼らの大きなモチベーションになります。栃木シティのホームゲームではあえてボランティアさんはおらず、学生たちが実践の場として様々な役割を担っています。こんな実体験ができるのも、本校ならではの強みでしょうね」

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