本格的な新チーム始動が目立つ高校サッカー界。高校サッカードットコムでは新シーズンに飛躍を見据える全国の強豪校を紹介する。

【vol.18四日市中央工(三重)】
 三重県で起こった王者陥落の知らせは高校サッカー界に大きな衝撃を与えた。過去選手権で1度、総体で2度の日本一に輝いた実績を持つ四日市中央工は2014年シーズン、2年連続で総体出場を逃すと6年連続31回の出場を誇った選手権でも決勝で苦杯を舐める結果に終わり、2大大会共に全国出場を逃すのは実に7年ぶりとなった。

 樋口士郎監督が執る指揮のもと、三重県では絶対的な地位を築き、コンスタントに全国での実績を積み上げていただけに、相次ぐ敗退に驚きを隠せなかったが、それでも県1部リーグでは意地の優勝を決め、来シーズンのプリンスリーグ昇格を決めたあたりは名門としての面目を保ったと言えるだろう。

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