2月14日に開幕した高円宮杯U-18サッカーリーグ2015 T1リーグ。未消化の2試合を除き、第9節までの前半戦を終えた。
堂々の首位に立つのは、先日の関東大会で西武台に敗れるまで今季無敗を継続した関東一。ここまで8戦8勝、怒涛の開幕連勝で圧倒的な強さを誇示している。振り返れば、開幕戦となった帝京戦での勝利から、駒澤大学高等学校、実践学園と昨季上位3チームとの対戦をいずれも1対0のスコアで退け、勢いに乗った。前半戦最大の山場は第9節、2位につけていた横川武蔵野FCユース戦。注目を集めた首位攻防戦は戦前に接戦が予想されたが、終わってみれば関東一の独壇場に。7ゴールを奪う圧勝で大一番を制し、前半戦最後の一戦を締めくくった。
首位折り返しの最大の功労者はとして、多彩な攻めを繰り出す攻撃陣もさることながら、総失点数がわずか2点と、安定感抜群の守備陣を推したい。目標に掲げる優勝へ向け、来たる後半戦も堅守の継続がチームの生命線となりそうだ。
次いで上位に食い込むのは都立東久留米総合と横河武蔵野FCユース。共に9試合を終えて6勝3敗、勝ち点18を積み上げる。横川武蔵野FCユースを得失点差で上回り、2位につける都立東久留米総合は昇格1年目ながらも大健闘。開幕当初こそ連敗スタートと躓いたが、第3節國學院久我山戦での初勝利をきっかけに状況は好転。その後の6試合を5勝1敗で乗り切り、昨季T2王者の意地を見せつけている。首位関東一との勝ち点差は現在6と、逆転優勝は決して容易ではないが、総体4強進出などの活躍を見る限り、期待せずにはいられない。第15節に控える関東一との直接対決をどのような状況で迎えるか、今後の行方に注目したい。