第97回全国高校サッカー選手権埼玉予選が今週末に開幕を迎える。埼玉サッカー通信が注目する6校をピックアップして紹介。

 昌平は今年も優勝候補の一番手だ。インターハイでは青森山田、大津といった代表選手を抱える強豪校を下して2016年に続く4強進出を果たした。県予選で覚醒した感のあるMF原田に加え、MF木下やMF渋屋といった今季前半に怪我で出遅れた選手たちもパワーアップして復帰。スーパーサブとして相手の脅威となっている1年生10番のMF須藤など、前線のタレントは大会屈指だ。警戒されることは必須だが、全国でのリベンジを果たすべく大会連覇に挑む。

 浦和南も今年のインターハイ校。9年ぶりの出場となった同大会では1回戦で松本国際をPK戦の末に下して全国1勝。2回戦では強豪・東福岡と対戦する中で終盤まで1失点に抑えたが、ロスタイムに失点を重ねてベスト32に終わった。守備では一定の成果を残した一方で、2試合無得点に終わった攻撃陣は悔いが残るところだろう。「少ない決定機を決められる選手になりたい」と語ったMF大坂を中心に得点力アップが選手権制覇の鍵となる。

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▽第97回全国高校サッカー選手権埼玉予選
第97回全国高校サッカー選手権埼玉予選日程結果