森山監督と半田陸

 日本の次世代を担う逸材たちが本気の強豪国とどこまで戦えるか。2年に1度の祭典がブラジルの地で幕を開ける。

 世界各国の予選を勝ち抜いた24チームが参加するU-17ワールドカップ。2大会連続9回目の出場となる日本は難敵揃いのグループDに入った。10月27日の初戦で欧州王者のオランダ、続く30日は北米予選で2位のアメリカ、11月2日の3戦目で身体能力に長けたセネガルと対戦する。

 森山佳郎監督率いる日本の基本システムはサイドハーフを置く形の4−4−2。
最終ラインの4枚でしっかりと守りながら、2トップの得点力を生かす形が基本となる。

 チームのストロングポイントは攻守における組織力。攻撃は丁寧にボールをつなぎ、スピードを生かしたアタックが生命線で、コンビネーションで崩す形は十分に世界でも通用する。U-20ワールドカップに飛び級で参戦した西川潤(桐光学園/セレッソ大阪入団内定)を軸にいかに攻撃の形を作れるか。初戦のオランダ戦も含めて、チームのキーポイントになるのは間違いない。

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