そして、これらの戦いを制して全国への切符を手にしたのは成立学園と駒澤大学高等学校の2校だ。

■成立を準優勝に導いた10番上田悠起の活躍

全国の舞台での上田の評価は!?(vs国士舘より)

 駒澤大学高等学校に優勝の座は譲ったものの、2年連続の全国出場を決めた成立学園。完成度の高いパスサッカーを披露し勝ち上がってきた。
 クオリティの高いチームの中でも存在感を示すのはMF上田悠起。左足から繰り出される精度の高いキックを武器に準々決勝暁星戦ではハットトリック、準決勝では決勝ゴールを奪うなど、今大会通じて活躍した成立の10番を背負う男は全国の舞台でどんなプレーを見せてくれるのか。

■駒澤大学高等学校の勝負強さ

大所帯ながらも一体感のある駒大高(vs都立駒場より)

 そして勝負強さが光ったのが、今年の関東大会東京予選で準優勝を収め、2次トーナメントからの登場となった駒澤大学高等学校。決勝で成立学園との接戦を2対1で制し、念願の初優勝を決めた。
 大会を通じて安定した守備から攻撃に繋げ確実に試合をモノにしてきた。その中でもFWエース安藤丈の活躍など勝負強い攻撃力も光った今大会。東京の頂点に上り詰めたプライドを武器に全国優勝を目指す。

 完成度の高いサッカーを披露し、激戦区・東京での戦いを潜り抜けてきた駒澤大学高等学校成立学園の両チーム。果たしてどのような戦いを全国の舞台で見せてくれるのだろうか。平成14年度の帝京を最後に、東京勢のインターハイ優勝は無い。しばらく遠ざかっている栄冠を手にすることはできるか、注目の戦いは8月2日から、山梨県で行われる。

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