■茨城県 鹿島学園(4年ぶり5回目)
茨城県の頂点に立ったのは鹿島学園。4年ぶり5回目の出場を決めた。2回戦、準々決勝では1点差ゲームを制し、準決勝ではPK勝ち。そして連覇を目指した水戸啓明を準決勝で破った明秀日立との決勝でも1対0と接戦を勝ち切って優勝を決めた。過去4回の全国では16強が最高成績。全国の常連校が初の全国制覇を目指して戦う。
■栃木県 矢板中央(3年連続6回目)
全国55番目、最後に山梨への切符を掴んだのは栃木県代表・矢板中央。3年ぶり6回目の全国出場を決めた。危なげない戦いで決勝まで勝ち上がると、相手は天敵・佐野日大。新人戦、関東大会栃木県予選共に決勝で敗れている相手に対し2対1で勝利、まさに“三度目の正直”で雪辱を果たした。80年大会で今市が準優勝して以来栃木県勢は苦戦が続く全国の舞台。果たして矢板中央は栃木県に初の栄冠をもたらすことができるのか。
■群馬県 前橋育英(2年連続13回目)
群馬県代表は2年連続13回目の出場となる前橋育英。決勝では延長の末、U-18日本代表MF渡辺の決勝点により常盤を1対0で破って連覇を果たした。その渡辺に加えMF鈴木と、2人のU-18日本代表を擁する09年の総体覇者。1回戦では強豪・京都橘との注目の一戦が決まっている優勝候補の一角が、黄色と黒の縦縞を身にまとい全国の舞台で躍動する。
■山梨県 山梨学院(3年ぶり4回目)
開催県、山梨代表の座を射止めたのは3年ぶり4回目の出場となる山梨学院高等学校。準決勝で75年に全国制覇の実績を持つ韮崎に5ゴールで大勝し、全国出場を決めると決勝でも帝京第三との接戦を制して優勝を果たした。09年の選手権で優勝するなど実績を積み上げ、全国の常連校の仲間入りを果たしたものの11年の選手権を最後に全国の舞台から遠ざかっていた中迎えた今大会。地元開催に燃える山梨学院の目標は、もちろん全国の頂点に立つことである。
■山梨県 帝京三(2年ぶり8回目)
開催県山梨の2校目の代表は帝京第三。2年ぶり8回目の全国出場となる。決勝で山梨学院高等学校に惜敗し優勝は逃したが、速攻を活かした攻撃的サッカーで勝ち上がりを見せてきた。前回出場の12年はベスト16の成績。今大会は地の利を生かし、75年の韮崎以来の山梨県勢による全国制覇を狙う。
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