■千葉勢対決となった決勝戦。

 準決勝でPK戦まで戦った市立船橋と、圧勝で勝ち上がった流通経済大柏。対照的な両チームの決勝は千葉県勢の対決となり大きな注目を集めた。決勝で県勢対決が実現するのは1991年の清水東東海大一(静岡)、今回と同じ顔合わせとなった2008年の市立船橋流通経済大柏(千葉)に続いて3回目。ちなみに2008年大会は雷雨の為決勝戦が中止となり両校優勝となっている。

  迎えた2013年大会ファイナルは前半から激しく試合が動く。まずは15分に横前裕大がゴールを決め、市立船橋が先制すると4分後、森永卓のゴールで流通経済大柏がすぐさま追いつく。28分には市立船橋の室伏航が勝ち越しゴールを決めるも喜びは束の間、流通経済大柏が2分後に再び追いついた。両者譲らない一進一退の攻防は後半に決着。開始早々の46分に石田雅俊のゴールで市立船橋が勝ち越すと、その後もう一点を追加し、結局4対2で勝利。市立船橋が史上最多8回目となる全国制覇を達成し、決勝に相応しい意地とプライドが激突した好ゲームを最後に2013年大会は幕を閉じた。

 そして8月2日から開催される2014年大会。全国高校総体史上7校目の連覇が懸かる市立船橋、期待される山梨県勢の活躍。2014年大会も2013年大会に引けを取らない熱戦と多くのドラマを我々にもたらしてくれるだろう。

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