■熊本:秀岳館
①初出場
②全5試合12得点2失点
決勝:vs東海大熊本星翔高2対1(延長)
③-
④パブロ・ヤン・フェレイラ(ロアッソ熊本)
総体準優勝校である大津、ルーテル学院といった強豪ひしめく熊本を勝ち抜き歓喜の初優勝を飾った。チームの中心である主将大岩亮太はザスパ草津へ、守備の要である笹原修平はサガン鳥栖への入団が内定しているなど豊富なタレントを擁する新熊本王者。初出場ながら全国での注目度も日に日に増している。
■宮崎:日章学園
①2年連続11回目
②全5試合17得点2失点
決勝:宮崎日大4対0
③8強(10年度、13年度)
④黒木聖仁(セレッソ大阪)、久木野聡(栃木SC)
8強進出を果たすも日本一に輝いた富山第一に0対4の完敗を喫した前回大会。その悔しさを胸に飛躍を誓った今季の集大成、日章学園が宮崎県連覇で2年連続の全国出場。第16節を終え3位と健闘するプリンスリーグ九州では村田航一が得点ランキングトップに立つ好調さを維持するなど好材料が揃うだけに躍進の期待が膨らむ。
■鹿児島:鹿児島城西
①2年ぶり5回目
②全5試合35得点0失点
決勝:vs神村学園1対0
③準優勝(08年度)
④大迫勇也(FCケルン)、中山博貴(京都サンガF.C.)
超高校級ストライカーと評された大迫勇也の個人得点記録、そして一大会におけるチームの最多得点記録を更新し、選手権の歴史に名を刻んだ08年の準優勝が記憶に新しい鹿児島城西。今大会は鹿児島実業、神村学園らライバルを退けて2年ぶりの選手権出場を決めた。
ジュビロ磐田内定のFW岩元颯オリビエを絶対的エースに据え、悲願の全国制覇を目指す。
■沖縄:前原
①35年ぶり2回目
②全5試合16得点6失点
決勝:vs西原3対3(PK5対4
③初戦敗退(54年度)
④‐
日本最南端の代表切符を掴みとった前原。今夏の総体では36年ぶりの全国出場、そして今大会の35年ぶりの優勝で沖縄県に古豪復活を印象付ける3冠達成となった。志向するポゼッションサッカーを武器に、総体そして35年前の選手権では成し遂げることができなかった初戦突破を果たしたい。