8月3日に開幕を迎える全国高校サッカー総体。高校サッカードットコムでは地域ごとに注目校を紹介!第2弾は【関東編】!
今季のトーナメントコンペティションにおいて“2強”が色濃く映った東京からは関東一、國學院久我山が登場する。関東一は5月の関東大会に続く都大会優勝を成し遂げ、2冠を引っ提げる形で8年ぶりの全国出場。勝てば全国が決まる予選準決勝では、FW岡崎仁太朗、FW冨山大輔のゴールで東京朝鮮中高級学校を撃破。関東大会予選決勝と同じく國學院久我山と対峙した決勝ではMF鈴木隼平の決勝点で競り勝ち、東京王者となった。今チームは、例年通り完成度の高いパスワークはさることながら、確実な守備から決定機をモノにするしぶとさ、あるいは勝負強さが光る。自信を胸に兵庫へと乗り込む今大会、初出場を果たした07年大会の16強を越えることはできるのか。また、東京2位で全国へ挑む國學院久我山は3トップを軸とした攻撃力に注目。FW澁谷雅也、FW小林和樹ら豊富なタレントが揃う攻撃陣はチームのテーマ、「美しく勝て」を体現する鍵となるだろう。 続いて神奈川からはこの有力校2校が出場。まずは、先日中国で行われたPanda Cup 2015で得点王に輝いたU-18日本代表FW小川航基率いる桐光学園。1年時から名門の主力を担ってきたストライカーは、神奈川県予選でもエースと主将の二足の草鞋を履いてフル稼働。チームは3年ぶりの神奈川制覇に成功した。また、小川と共にプリンスリーグ関東において今季3ゴールをマークしているFWイサカゼイン(第7節終了時点)や、守護神としてチームを支えるGK指崎尚大ら攻守にトップクラスの選手を擁し、桐光学園は初の全国総体制覇を見据えている。さらに、神奈川2位として全国へ挑む日大藤沢も見逃すわけにはいかない。昨冬選手権で初の4強入りを成し遂げ、真価が問われる今季も6月に行われた関東大会を制すなど実力は証明済み。予選決勝で桐光学園に敗れ、2つ目の県タイトルは逃したが、大会を通してGK鈴木孔明、DF小野寺健也、DF福屋凌平、DF西尾隼秀といった昨チームから主力を務める面々が形成する守備に加え、関東大会優秀選手にも名を連ねたMF興膳和希、MF蛭田悠弥、FW矢後佳也ら攻撃陣のレベルの高さが光った。鵬翔(宮崎)との初戦は今大会を占う試金石となる。