写真:大東大一対都立八王子北より
今月14日に開幕を迎えた第94回全国高校サッカー選手権東京都大会1次予選。灼熱の太陽の下繰り広げられた激闘を終え、選ばれし精鋭34校が9月から始まる都大会進出を決めた。高校サッカー集大成に挑んだ各チームの戦いぶりを含め、“真夏の選手権”を振り返ろう。
■前回大会4強の修徳、保善らが順当に都大会へ過去9度の全国出場を誇る前回大会4強の修徳は苦しみながらも都大会進出。歯痒い結果に終わった関東大会予選、総体予選を経て迎えた今予選も厳しいものとなったが名門の意地が1次予選突破へと導いた。振り返れば、初戦の都立神代戦こそ4ゴールを奪う快勝で幸先良い船出をきるも、3回戦の都立豊多摩戦では再三の好機を作り出した攻撃陣が不発。スコアレスで終え勝負はPK戦までもつれ込む接戦となった。それでも、この一戦をモノにするなど難しい一発勝負の戦いを重ね、チームの逞しさは増している印象。都大会開幕までの準備期間、攻守共にもう一回りの成長を期待して2大会ぶりの全国を目指したいところだ。 また、前述の修徳と同じく前回大会は西が丘まで駒を進めた保善も都大会へ。ブロック決勝明大明治戦こそ延長戦の末引導を渡す結果となったが、前評判通りの勝ち上がりとなった。3試合で24ゴールを挙げた攻撃陣もさることながら、3戦連続完封勝利の立役者である守備陣の奮闘も光り、都大会でも活躍が期待される。 その他、都立国分寺、大東大一といったTリーグ勢に加え、総体予選では2次トーナメント進出まであと一歩のところまで迫った都立小松川らが都大会進出を果たしている。【一次予選突破校一覧】
都立狛江、都立城東、都立小松川、都立調布南、保善、目白研心、日大豊山、駒場学園、都立松が谷、都立片倉、大東大一、東京学芸大附、修徳、駒込、日大三、明大八王子、昭和第一学園、法政大高、青稜、都立府中東、早大学院、成蹊、日体大荏原、都立日野台、学習院、桐朋、創価、都立東大和、中大杉並、都立国分寺、大森学園、高輪、都立豊島、昭和一