12月30日に開幕を迎える第94回全国高校サッカー選手権大会。高校サッカードットコムでは地域ごとに注目校を紹介!第6弾は【九州編】!
まさに群雄割拠の九州ブロックからは選ばれし8チームが全国へ。まずは今夏総体で史上6校目となる連覇を成し遂げた
東福岡(福岡)。
九州国際大付、
筑陽学園らライバルの挑戦を一蹴し、難なく県予選3連覇を達成した今チームは中島賢星(現横浜F・マリノス)、増山朝陽(現ヴィッセル神戸)らを擁した昨季に負けず劣らず好選手が揃う。中島から“ヒガシの10番”を受け継いだMF中村健人を筆頭に、今夏総体得点王に輝いたMF藤川虎太朗、U-18日本代表にも名を連ねる世代屈指のGK脇野敦至らその名を挙げればきりがなく、チームを率いる森重潤也監督は彼らの個性を密に融合させ、夏よりもまた一層成長を遂げたチームを作り上げてきた。圧巻の公式戦52戦無敗、史上初の高校三冠を達成した97年以来の夏冬制覇へ、“赤い彗星”は視界の先に壮大な目標を見据えている。
続いて悲願の初優勝へ挑む大津(熊本)も今大会における優勝候補に間違いないだろう。今大会に臨むチームは来季のガンバ大阪入団が内定しているDF野田裕喜、FW一美和成のU-18日本代表コンビを攻守の要とし、プリンスリーグ九州得点王のMF原岡翼やアンカーの位置を務めるMF河原創がその脇をがっちりと固める。チームにとって最大のストロングポイントは県予選4試合で26得点を叩き出した破壊力満点の攻撃力。前回大会準優勝校・前橋育英(群馬)との初戦を日本一への布石として位置付けたいところだ。
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