今年も12月30日に開幕を迎える全国高校サッカー選手権大会。関東地区は市立船橋(千葉)、桐光学園(神奈川)、鹿島学園(茨城)、駒澤大学高等学校(東京A※※大会後の抽選により、東京A)らが選手権に出場する。

 茨城では今夏の全国総体出場校の鹿島学園は決勝で前回大会覇者の明秀日立を下し4年ぶりとなる全国選手権出場を決めた。鹿島学園は新人戦総体予選、県リーグに続き選手権予選を制覇し県内4冠達成。4連覇を狙った王者・矢板中央が準決勝で宇都宮短大附に敗れ姿を消した栃木では佐野日大が大熊啓太らのゴールなどにより3-1で宇都宮短大附を退け全国への切符を手にした。

 群馬では今夏の全国総体出場の前橋商を下し3年連続20回目の全国大会出場を決めた。今年度の総体予選では常磐との初戦でPK戦の末に敗れまさかの初戦敗退となり今大会は1次予選からの出場となった前橋育英は6戦27得点2失点で全国への扉を開いた。今夏の全国総体4強でJ内定のMF針谷岳晃、松本泰志らを擁する昌平が優勝候補本命と目されていた埼玉を制したのは前回大会覇者の正智深谷だった。浦和南との決勝戦では後半終了間際に追いつかれるもPK戦の末に勝利し2年連続で選手権出場を決めた。

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▽第95回全国高校サッカー選手権
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